notes

20170430


センダンの新芽がのびやかに風にゆれる。

鼻さきにはカラタネオガタマの花の香りも甘くとどく。

 

木がゆれる、風がふく、雲が流れる、ひかりがそそぐ。

自然によりそって、風景をみつめ、気持ちをむけてみる。土や草にふれてみる。

ぎゅっと糸が絡まったようなこころも、やわらかにほぐれる。

すこしずつ、気持ちが外にひらいてゆく。

ひとの言葉や行動も自然のようなものなのだと思うと、しずかにとらえられる気がする。

風がつよい、雲がやわらか、ひかりがあたたか・・・。

そんな風にみつめると、感情をゆさぶられずに(もちろんゆさぶられることもあるのだけど)、すこし距離をもってそのことをうけとれる。

期待することもなく、なげくこともなく。よい意味で。

今日は雨が降っている。ああ、そうなのだ。としずかにおだやかにうけとることができる。

雨もまたよい、と思える時もある。

ひとも日々刻々とかわってゆく。会うたびに風景のように、あたらしい気持ちでみつめてみる。


青い空が気持ちよい1日。

あしたはもう5月。

遠くの友人に宛てた手紙は、きっとあした届くだろう。