notes
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20180319
花のリレー
水仙から
日向水木
寒芍薬
雪柳へ
唐種招霊の蕾が小さく膨らみ
小手毬の新芽がのびる
桜ももうまもなく
春は容赦なく
その強さにおしだされるように
うながされるように
花の咲く
「よく人から数学をやって何になるのかと聞かれるが、私は野に咲くスミレはただスミレらしく咲いているだけでいいと思っている。咲くことがどんなによいことであろうとなかろうと、それはスミレのあずかりしらないことだ。咲いているのといないのとではおのずから違うというだけのことである。私についていえば、ただ数学を学ぶ喜びを食べて生きているというだけである。そしてその喜びは「発見の喜び」にほかならない。」
そう語った、数学者の岡 潔さん。(春宵十話より)
意味をもとめず、物語にたよらず、なにかのためも見いださず、
花の咲くのをしずかにうけとめる。
ただ春をよろこぶ。